道徳の時間 ー放言仙人ー



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No.00045 これからが本番だ 薬害肝炎

 薬害C型肝炎の被害者救済のための特別措置法が成立した。特定の血液製剤で感染した被害者に1200万から4000万円の給付金が支払われる。

 まずはよかった。被害者のためにはまだ問題は多くある(下記新聞記事中赤字の部分)が、まあよかったとすべきである。

 しかし国民にとって、さらに問題は多い。今やっと始まったばかりである。何が問題か。それは、一民間企業の犯罪に等しい行為、およびそれを見逃した一部官僚の怠慢を、国民の税金で尻拭いをすることである。

 先にも述べた(No.00043 病人を人質にとるな)が、私は何度も言う。責任の所在をはっきりさせろ。被害者に対する補償は、まず最大の責任のある製薬会社(現田辺三菱製薬、元ミドリ十字)と担当者がするべきである。そして厚生労働省の当時の役人が私財を投げ出して支払うべきである

 彼らが被害者に謝罪するのは当然の当然である。そしてどうしても自分たちだけで責任を負うことができない、つまり補償の給付金を支払うことができないのであれば、

申し訳ありません。私たちは私財を投げうって被害者の補償金に充てました。それでもまだ不足です。国民の皆様、誠に申し訳ございませんが、足りない分を 税金で充てさせて下さい。私たちは責任を負って貧乏暮らしになります。贅沢はしません。生活する最低限の分のお金だけは勘弁して下さい。できる限りの責任 を負いますので、国民の皆様の血税を下さい

と、土下座して頼め。そうすれば国民も鬼ではないから、命の次に大切なお金だけれども、出してやってもよいと考えるだろう。

 しかし、そうでなくて、自分たちは天下って、普通のサラリーマンには到底想像のできない多額の給料と三たび四たびの退職金を得て、一言の謝罪もなく、「最善はつくした」「しかたがなかった」などとほざいていて、国民が納得するはずがない。

 今の日本の問題点は、「だれも責任をとらない」というところである。大きくはこのような政治問題、経済問題から、小さくはゴミの投げ捨て、自転車の放置などである。

 良くも悪くも、全ての責任は必ず個人に帰結させなければならない。そうでなくて社会の秩序が保てるものか。責任ある、当時の製薬会社の担当者責任者および旧厚生省の役人は、私財を投げ出し土下座して謝罪しない限り、なんらかの方法で強制的に責任を取らせるべきである

>   薬害C型肝炎の被害者救済のための特別措置法が11日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。議員立法によって薬害被害者を救済するのは初めて。特定の 血液製剤投与で感染した被害者に症状に応じ、1人4000万〜1200万円の給付金が支払われる。法成立を受け、政府と原告は15日に和解に向けた「基本 合意書」を締結、福田首相と原告が面会する予定。提訴から5年に及んだ薬害C型肝炎訴訟はまもなく全面解決を迎える。

 特措法は前文で「政府は、甚大な被害が生じ、被害の拡大を防止し得なかった責任を認め、心からおわびすべきである」と、国の責任と謝罪を明記。「人道的観点から、投与の時期を問わず一律に救済しなければならない」とした。

  救済対象は、フィブリノゲンと第9因子製剤でC型肝炎に感染した患者。「救済基金」を管理運営する独立行政法人・医薬品医療機器総合機構に給付を請求でき る。肝硬変・肝がん患者と死亡患者の遺族には4000万円、慢性肝炎患者には2000万円、自覚症状のない感染者には1200万円が支払われる。



【今日の人非人:ミドリ十字(現田辺三菱製薬)の責任者、旧厚生省の責任担当官僚】

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by hogensennin | 2008-01-11 15:35 | 政治

No.00044 どうせ公務員同士かばい合ったんだろう

 予想通り、飲酒運転ひき逃げの犯人、元福岡市職員今林大に対して、危険運転致死傷罪は適用されなかった。(参照:No.00040 酒を飲んだら危険運転だろ

 裁判長の川口宰護は「アルコールの影響により、正常な運転が困難な状態にあったと認めることはできない」と判断した。

 川口宰護のこの判断が正しいとすれば、酒を飲んでいても正常な運転ができていれば車の運転は問題ない、ということになる。つまり飲酒運転、酒気帯び運転という刑法罪が存在する意味がなくなる。

  科学的検証によって、アルコールは運動神経を低下させ判断力を鈍らせるということが明確になっているから、酒を飲んで車を運転してはいけないのだ。酒を飲んだら、本人がいくら「自分は正常に運転できる」と言っても、運転をさせてはいけない。それが日本国民の総意である。その総意を全く無視したのが、福岡地方裁判所の判事である川口宰護である。

 さらに問題なのは、この判決で「飲酒運転をしても『正常な運転が困難でない』のであれば、重罪にはならない」と、世のバカに誤ったメッセージを与えることである。

  川口宰護は、同じ公務員である今林大に温情の判決を与えたのではないか。公務員同士かばい合う体質があるのは、過去のさまざまな例を見ても明ら かである。もしこれがヤクザ者であったら、危険運転致死傷罪を適用していたことは間違いない。もし民間企業のサラリーマンであったとしても、危険運転致死傷罪を適用しただろう。

 いったいどんな運転をすれば危険運転致死傷罪が適用されるというのだ。高裁では正常な判決が下されることを切に望む。




>  2006年8月、幼児3人が犠牲になった福岡市の飲酒運転追突事故で、危険運転致死傷罪と道交法違反(ひき逃げ)に問われた元市職員今林大(ふとし)被告(23)の判決が8日、福岡地裁であった。

  川口宰護(しょうご)裁判長は「酒酔いの程度が相当大きかったと認定することはできない」と述べ、危険運転致死傷罪(最高刑懲役20年)の成立を認めず、予備的訴因として追加された業務上過失致死傷罪(同5年)を適用、道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)と合わせて法定刑上限の懲役7年6月(求刑・懲役 25年)を言い渡した。

 量刑理由について、川口裁判長は「結果の重大性、事件の悪質性にかんがみると、刑の上限をもって臨むのが相当」と述べた。

 今林被告は危険運転致死傷罪で起訴され、公判で、同罪の適用要件である「アルコールの影響により正常な運転が困難な状態」だったかどうかが争点となった。

  川口裁判長は、今林被告が運転を始めた時、「酒に酔った状態にあったことは明らか」としながらも、〈1〉スナックから事故現場まで蛇行運転や居眠り運転をせず、衝突事故も起こさなかった〈2〉事故直前、被害者の車を発見して急ブレーキをかけ、ハンドルを切った——ことなどを重視し、「アルコールの影響により、正常な運転が困難な状態にあったと認めることはできない」と判断した。

 その上で、「景色を眺める感じで脇見をしていた」とする今林被告の供述の信用性を認め、事故の原因については「漫然と進行方向の右側を脇見したことにあった」と結論づけた。



【今日のバカ:正しい判決を下せない裁判官】


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by hogensennin | 2008-01-08 12:17 | 政治


山に籠りて幾千年/霞を喰らひて瞑目すれど/下界の喧噪耳に障る/咄、刮目下山成敗ぢや
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