さきの「
No.00073 いい加減にしろ 検察!」に対するコメントの中に、あまりにもレベルが低い、つまり物事の本質を理解していないものがあるので、要点を整理する。
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1、検察は行政の一機関である。よって検察は国家権力の一つである。
2、検察官は国家公務員である。よって検察官は国家権力者の一員である。
3、検察官には守秘義務(国家公務員法第100条)が科せられており、職務上知り得た秘密を口外してはいけない。
4、上記3より、検察官が取り調べにおいて知った内容について、マスゴミにリークする事は、国家公務員法第100条違反である。
5、日本は法治国家であり、司法による判断が決定するまで、いかなる人物も「無罪」であり「善人」である。(ただし、司法の判断が必ずしも「正しい」訳ではない。なぜなら司法も国家権力の一つであり、裁判官は公務員であるからである)
6、日本は「罪刑法定主義」をとっているので、法に明文化されていない用件について裁く事はできない。
7、日本は民主主義国家を目指しているのだから、国民の意思によって政治が動くようにしてゆかなければならない。
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検察が、まるで極悪人を裁くヒーローのようだと錯覚している国民(被洗脳者=バカ)が多い。検察をまるでテレビか何かの「スター」のように見ているが、「スター」とは虚像の別名なのだ。この「スター」という虚像は、誰が作っているのか。それはマスゴミに他ならない。ここからわかるように、検察とマスゴミはグル(共犯)である。
検察も国家権力者であり、小沢(国会議員)も国家権力者である。これは二者による権力争奪戦なのだ。だから検察が「善」であり小沢が「悪」である、などという一方的、単純な構図はありえない。こんな単純な構図を信じている者は、自分自身のオツムが「単純=バカ」なのだと知らねばならない。
検察と小沢、強いて言うならどちらも「悪」である。ただ検察官は公務員であるから、その行動について一切責任を取らない。小沢は国会議員である故、選挙という責任を取らされる。この違いは大きい。
今も、ほら見てご覧。検察が公式なコメントを一切出していない現状で、小沢には「辞任しろ!」という意見が出て来る。場合によっては本当に辞任に追い込まれかねない。事実民主党は大きな打撃を受けている。
だが検察はどうか。もしこれら一連の出来事が立件できない、あるいは立件できても有罪にならなかった場合、検察はその責任を問われるのか。
かたや「疑惑」が出てきただけで、それが事実でなかったとしても「クビ」になる。
かたや、それが全くのデタラメであっても、のうのうと職を全う出来る。「公務員の地位は、法によって保証されているのだ」とうそぶきながら。
つまり同じ国家権力者でありながら、検察は(マスゴミという手下を使って)、自分たちにとって都合の悪い政治家の首を取る事ができるのである。一切悪事をしていない政治家に対しても、である。国民の意思によってのみ選ばれるべき国会議員が、検察にその生殺与奪の権を握られているのである。これは全くもっておかしな事ではないのか。
国民の直接の統制が利かない官僚(検察)の意思によって国家が動かされるのか、国民の直接選挙によって選ばれた国会議員によって国家が動かされるのか、結局国民はどちらを選ぶのか、というのが、私の問いである。
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